Quantcast
Channel: 草莽崛起~阿蘇地☆曳人(あそち☆えいと)のブログ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2000

軍拡競争の犯罪性、その他。

$
0
0

 中国国家資本主義体制との軍拡競争は、中国国家資本主義体制に、さらに一層の軍備増強の口実を与えるという事実において、二重に犯罪的である。

 

・台湾や日本の労働する諸個人を危険にさらすという点。

 

・中国の労働する諸個人を支配・抑圧・搾取する勢力の軍事力を強化してしまうという点。

 

 さらに、ここにもう一つ付け加える必要があるかもしれない。

 

 軍事的均衡に人々の目を引き付けることは、結果的に、非軍事的手段をもって推進される侵略、例えば経済的侵略に対する、人々の警戒心を解くことにつながるという点である。

 

 経済的侵略を食い止める力は、どこにあるのか。経済的侵略の直接の主体が投機マネーや外資系企業、すなわち資本であることを考えれば、その第1の力、生産点で資本の活動を心ならずも支えている、自覚的・革命的な労働する諸個人であることは明らかだろう。

 

 もう一点、資本の侵略、支配・抑圧を特定の国籍と結びつけることもまた、ミス―リーディングである。資本は、その時々に、必要に応じて様々な国籍を身にまとう。しかし、資本はそれをいつでも脱ぎ捨て、装いを新たにすることができる。特定国籍だけをあげつらうのは、資本という本物の侵略者を隠匿する行為に他ならない。

 

 それはつまり、「外資」だけが敵ではないということでもある。「民族資本」なるものも、我々労働する諸個人にとっては、我々の「生活世界」を「植民地化」する侵略者なのである。諸個人の組織された運動が必要である。

 

     「嘆くな、組織せよ」


Viewing all articles
Browse latest Browse all 2000

Latest Images

Trending Articles





Latest Images